Aug31
いつかの夏の思い出……
2008年8月31日 Reiya
もうこんなところに日記を書いても誰も見ていないのはわかっているのですが、こっそりと更新しちゃいます(笑)
Shiny Air Zoneが活動をやめたのは去年の終わり。とても短い活動期間でひと夏のちょっとした思い出みたいな感じで終わってしまったユニットでしたが、自分の音楽活動の中では一番大きな意味をもった時間でした。
中学生のころからがむしゃらにヴィジュアル系バンドばかりやってきた自分が、こんな綺麗めのポップスをやるなんて、当時の自分自身が一番びっくりしていたんじゃないかな(笑)
Shiny Air Zoneはじめた頃は二人ともまだ19歳だったけど、二人の個性がうまい具合に絡み合って立派な音楽を生み出せたことに奇跡を感じています。
あんなに「頂点とる!」って意気込んでた自信家の二人だったのに、気付いたら二人とも音楽業界に興味もなくなってしまっていた。結果的にそれは解散へと結びついていったけど、お互いそれでよかったんじゃないかなって思っています。Shizonとは最近全然会っていないけど、相変わらずアパレルをやって元気にしているみたいだし。
俺も、このデモの曲が作れただけで満足です。いや、もしかしたら、このデモのクオリティだったからこそよかったのかもしれない。もし、プロのエンジニアの手によってこの曲たちが「完璧」な状態になってしまったら……きっとShiny Air Zoneの持つ神秘的な魅力はなくなり、大衆向けの聴きやすいポップスへと様変わりしてしまっていたでしょう。それを考えると……僕が音楽をやめたことは必然だったような気がします。
二人の名前を並び替えて作ったユニット名Shiny Air Zone。
短い間だったけど、左のアー写のような、神秘的な光が差し込む素敵な曲たちを生み出せたことに感謝しています。他の4曲も録音しておけばよかったな……今となってはライブのDVDでしか聴けないからなぁ。

ヴィジュアル系バンドで一緒に鹿鳴館で戦っていた戦友が、今でも音楽を続けているのですが、音楽をやめ普通の生き方を選んだ俺に対して「れいちゃんはこれからも一生アーティストだよ」って言ってくれました。俺はその言葉がめちゃくちゃ嬉しかった。表現することが自分の唯一の生きていく手段だったから、音楽をやめると決心した時、ともすれば自分の存在意義がなくなってしまうんじゃないかって、とても怖かった。でも、この一言で安心できた。だから、これからもたまーにこのページを訪れて、Shiny Air Zoneの曲を聴いていこうと思います。いろんなバンドでいろんな曲を作ってきたけど、このユニットの曲ほど胸を締め付けられるものは他にないんです。

ここを何かのきっかけで訪れたみなさんも、この曲たちの儚い神秘にとりつかれたら、何度でもまた聴きに来てくださいね☆プロになったり業界で弄ばれるのは絶対嫌なくせに、沢山の人に聴いてもらいたい!って贅沢な願いをもっていた二人なので(笑)

I’m searchin’ for floral scent I’ve missed
Sylph cries in zephyr
風に溶ける光
夏色に染まる瞼

……夏の終わりに いつかの夏の思い出とともに。
2008.8.31(Sun)
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