あの人、ここにはもういない
あの日も、ここにはもう見えない
青空、今でも青いけれど
その下、僕らは変わっていく
僕のままで、君のままで
彼のままで、彼女のままで
変わっていく
気付けないはずさ
気付けないはずさ
気付けなくて欠けた
胸の奥の欠片よ
夏なら今年も来たのだけれど
いつかと違って眩しくはない
枯れては落ちて行く葉を見ている
どうか、春まで元気でいて
振り向かず、
涙も流さないで行くのは難しいけれど
色褪せないはずさ
色褪せないはずさ
遠ざかって行くよ
僕はただ、手を振るよ
気付けないはずさ
気付けないはずさ
遠ざかって行くよ
胸の声が染みるよ
わたしも、そこにはもういない
あの日はあの日のまま、どこかに
青空、夏の日、枯れ落ちる葉
未来以外行けないから、愛しい